延々と降り続く灰が、空と地上を覆ってしまった世界。 人體を融解させるというバクテリアを含んだ、その有害な灰を吸い込まぬよう、 人々は巨大なマスクと防護服で全身を覆い、地下深くに作られた街で暮らしていた。 しかし、灰はしだいにその街をも侵食していき、やがて人々は絶望に飲まれていく。 そんな世界に暮らす少年、アキとフユ。 2人は地下に暮らしながらも外の世界を空想し、未だ見たことのない空に憧れを抱いていた。 外の世界の現実を知る時、成長した少年達は何を思うのか。