高校2年生になる相生あおいは姉であるあかねとともに暮らしており、音楽漬けの毎日を過ごしていた。一方、あおいを心配するあかねは13年前に両親を失くしたことが原因で、高校卒業後に戀人の金室慎之介とともに上京することを斷念せざるを得なくなり、現在は地元の市役所で働いている。妹のあおいは自分を育てるために自分の好きなことを犠牲にしている姉のことをとても気にかけていた。そんな慎之介は高校卒業後にミュージシャンとなるべく上京してデビューしたのだが、全く売れずに鳴かず飛ばすの狀態が続いていた。そしてそれが影響して、地元への連絡もままならなくなっていた。 ある日、あかねの地元で行われる音楽祭に、演歌歌手である新渡戸団吉が出演することになったのだが、その新渡戸がバックミュージシャンとして指名したのが慎之介だった。そんな時、13年ぶりに慎之介が地元に戻ってきた。そして時を同じくして、13年前の世界からやって來た18歳の慎之介=しんのがあおいの目の前に現れ、あおいはしんのに戀をする。そんな中、31歳の慎之介とあかねは久しぶりの再會を果たそうとしていた。