世界を滅ぼす力を持つといわれる“災いの欠片”を求め、 新たな目的地を目指す《パンドラ》と《アクビ》。 太陽が降り註ぐ荒野から一転、今度は吹雪が吹き荒れる極寒の大地をひた進む。 だが、《ぜつぼうくん》はカチコチに凍り、アクビは寒さと疲労のあまり眠りに落ちてしまった。 必死に彼らを起こそうとするパンドラも次第に睡魔に抗えなくなってきて、 ウトウトとその場に倒れこんでしまう。 そこに奇妙な影が近づいてきて・・・ 「か、怪獣ドラぁ!」 ヘンテコな寢言とともに飛び起きたパンドラは、自分が見慣れない部屋にいることに気づく。 そこは村一番のハンターである《カンタ》が住む山小屋であった。 終わることのない冬に閉ざされてしまった世界を舞台に、再び“災いの欠片”探しの旅が始まる。