「こんなことをして、何が正義だ!答えろ、ユーゴ!!!」 かつて、この地には山のように巨大な獣たちが生きていた。 その骸の周りは「マナ」に溢れ、そのマナを求めた人々が集まり、いくつかの國が生まれた。 いつしか人々はマナの源たるその獣たちを「源獣」と崇め、共に暮らすようになった。 これが源獣信仰の始まりである。 そして、時は流れ――。 源獣信仰を基盤とした國々によるユール連邦と、 獨自技術によって飛躍的に発展を遂げたジルドラ帝國の間で戦爭が勃発。 以後、戦爭は激化を辿っていく。 連邦の若き騎士候補生レオはある任務のため、 幼馴染で同じく候補生のセリア、教官のリゼットと共に、 かつて帝國領だった國境付近の街、リュンヌを訪れる。 しかし、そこに現れたのは祖國を裏切り、帝國の兵士となった友、ユーゴだった――。