1993年より放送された特撮『電光超人グリッドマン』を原點とし、『SSSS.GRIDMAN』に続く形で制作された『SSSS.DYNAZENON』。 監督の雨宮哲は、日常と非日常の狹間で“今”を生きる若者たちの姿をみずみずしい感性で描き、同時にヒーローやロボットのアクションをダイナミズムで描き切った演出が、幅広い層からの絶大な支持を得た。 腳本は平成ウルトラマンを筆頭に活躍する長谷川圭一。音楽には『シン・エヴァンゲリオン』『シン・ゴジラ』の鷺巣詩郎を迎える。 劇場総集編の監督はTVシリーズで助監督を務めた宮島善博が擔當。本作特有の重厚な合體アクションと精緻な人間ドラマをさらに際立たせる劇場作品に見事変身させた。 愛や痛みも乗せたまま、ダイナゼノンがスクリーンを駆け巡る! フジヨキ台の高校生、麻中蓬は學校帰りにガウマという風変わりな男と出會った。ガウマは怪獣使いと名乗り、行き倒れ寸前だった自分を救ってくれた蓬に何かと絡み始める。そんな時、怪獣シャルバンデスが出現した。同時にガウマの持っていた龍の置物が巨大ロボット・ダイナゼノンに姿を変える。混亂の中、蓬はクラスメートの南夢芽、その場に居合わせた山中暦とともにダイナゼノンのボディに取り込まれてしまった。 かくしてガウマを中心として、蓬、夢芽、暦、そして暦のイトコの飛鳥川ちせが加わって対怪獣チーム・ガウマ隊が結成されるのだった。ガウマ隊に立ちはだかるのは、ジュウガ、オニジャ、ムジナ、シズムたち怪獣優生思想である。ガウマ隊と怪獣優生思想、仲間と仲間の戦いの果てに待つものは何か?