どこまでも広がる青い空と青い海。 この日、三津東高校クラスマッチのボートレースが開催されていた。 漕ぎ手を務めていた2年の村上悅子は、負けを確信し漕ぐのをやめる。 やりたいことも見つからない。家と學校を往復するつまらない毎日だ。 ある日、悅子のクラスに転校生がやってきた。 クラスマッチを浜辺から見ていたという梨衣奈という名の転校生は、 ボート部は廃部にも関わらず「ボート部に入りたい!」と初対面の悅子に熱弁を振るう。 悅子と幼なじみの姫が力添えをしてボート部を復活させると、同學年の妙子、真優美も入部。 名義貸しのつもりだった悅子もボートをやることになり、初心者5人の猛練習が始まった。 大會予選で慘敗し、自分たちのレベルを知ったボート部は、次こそは勝とうと気持ちをひとつにする。 バラバラだった悅子たち5人の、濃くて、熱い毎日が、今走り出す―。 監督は、宮﨑駿監督の三鷹の森ジブリ美術館短編『毛蟲のボロ』のCGディレクターを務め、 『あした世界が終わるとしても』でアヌシー國際アニメーション映畫祭コンペティション部門にノミネートし註目を集める櫻木優平。 腳本は『五等分の花嫁』の大知慶一郎が參加。 『ラブライブ!』の西田亜沙子がキャラクターデザインを擔當し、さわやかで繊細な物語を描く。 この秋、日本中が胸を熱くする青春アニメーション映畫の新たな名作が誕生する。