目を覚ますと、私は見知らぬ洋館にいた。 メイド服を著せられて、豪華なベッドに寢かされていた。 寢室を出て、廊下を歩いた。 食堂の扉を開けると、そこには五人の人間がいた。 みな一様に、私と同じくメイド服を著せられていて、少女だった。 〈ゲーム〉の始まりだった。 吹き矢、丸鋸、密室に手錠、そして凶器の數々。人間をあの世にいざなうもので満ち満ちている、そこは〈ゴーストハウス〉。 館に仕掛けられたトラップのすべてをくぐり抜けて脫出するしか、私たちの生き殘る道はなかった。絶望的な現実に、少女たちは顔色を悪くする――