「俺の、音ーー」 伝説的な腕を持つ、津軽三味線の奏者・澤村松吾郎。 彼を祖父に持つ少年・澤村雪は、祖父の死をきっかけに、三味線を弾けなくなった…… なくなってしまった“好きな音”を探すため、アテもなく上京する雪。 キャバクラで働く女性「立樹ユナ」に助けられた雪は、ライブの前座として津軽三味線の演奏を披露することになる。 雪は、様々な出會いを、想いを三味線の音色にのせて弾く。 自分の音を、自分の想いを探しつづけてーー