「はい、大辻探偵社」 紫煙に霞むは淡き夢、街場に煙くは妖しき噂…。 今、世間を惑わす“集団失蹤”の怪奇に、探偵・荘太郎が対峙する! 目撃者なし、意図も不明。その足取りに必ず現る“不気味な轍”の正體とは…。 手がかりを求め、探偵は街の地下領域“クラガリ”へと潛り込む。 そこに驀進する黒鐵くろがねの裝甲列車と、その指揮官タンネとの邂逅が、 探偵の運命を大きく揺れ動かすのであった…!!